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​「海底に月を撈う」バックナンバー

「海底撈月」:(かいていにつきをすくう)、隔靴掻痒と同じ意味です。痒くてたまらないことがあると靴の上からでも足を搔きます。少しは痒さが和らぐ気になるでしょう。海面に映る月を手にすくおうとしても無理な相談ですが、でも手の中の水に月を映し出すことはできます。手の中の月はきれいですね。ちょっとだけ気持ちが和みます。ありのままに観ると言うことを心がけていると、見たくないものまでが見えてしまうことが良くあります。そんなときは「狂言綺語」のものわかりの良い僧侶から、「海底に月を撈う」の隠居の小言幸兵衛に変身します。

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